虫のいい日々

あぶはち取らずと言われても、極楽とんぼで過ごしたい。
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万城目学『ホルモー六景』
ホルモー六景
(角川書店,2007年11月)
【Amazon.co.jp】

デビュー作『鴨川ホルモー』の番外編っぽい、ほんのり恋愛がらみのお話が6つ。登場人物は、『鴨川ホルモー』のメインキャラだけじゃなく、ちらっと言及されただけの人やら、よその大学でホルモーをやってた人やら、まったく出てこなかった違う学年の人やら、いろいろです。

たいへん、面白うございました。デビュー作を書いた時点でここまで設定が練り込まれていたのだったら、恐ろしいくらいすごいけど、どうなんだろ。

『鴨川ホルモー』にちらっと出てきた何気ない記述が、まったく違う方向に展開していたり、後日談として思いもよらぬ方向に飛び火していたり。そうかと思えば、本書の「六景」のなかでも、互いに意外なところでつながっていたり。その、パズルのような噛み合わせ具合がとても楽しい。

まあつまり、『鴨川ホルモー』では便宜上、阿倍くんが語り手で主人公だったけれど、そのほかのどんな人だって、その人の視点からすれば主人公だよねえ、というのが、「ホルモー」という競技を軸に、ものすごく分かりやすく多角的に具体化されている、というか。

むしろ『鴨川ホルモー』が、『ホルモー六景』への伏線をちりばめた長大なプロローグだったのではと思いたくなるくらいに、面白うございました。
Posted at 16:55 | permalink | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark
コメント
from: まりさん   2009/04/27 8:46 PM
こんにちは。こちらの本もお読みになったんですね。
私は頑固に文庫待ちです。ハードカバーは読まない主義なんです。箸より重いので(笑)。
で、ならのさんの感想は「『鴨川ホルモー』が、『ホルモー六景』への伏線をちりばめた長大なプロローグ」なんですか! それは期待が膨らむというものです。がんばって誘惑に負けず(え゛?)、文庫になるのを楽しみに待ちます。
from: ならの   2009/04/28 9:57 PM
まりさん、こんばんは。へへへ、勢いで読んじゃいました。
もちろん『鴨川ホルモー』あってこその『ホルモー六景』なので、プロローグっていうのは言い過ぎかもしんないけど、すごく楽しめてしまったのです。

いつか文庫になってまりさんがお読みになるときには、先にざざっと『鴨川ホルモー』をおさらいしておくといいかも。ほんとに、『鴨川』でのさりげない記述がいきなり『六景』のなかでクローズアップされてたりして「うわー!」って感じなんですよ。
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式神。というのをご存じだろうか。 式神を使役するのは、陰陽師であったり、魔女であったり、特定の力を持った者に限られている。 しかし、『鴨川ホルモー』の主人公達は、京大青龍会という野太い名前のサークルに関わったことで、普通の大学生でありながら、多くの式神
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