虫のいい日々

あぶはち取らずと言われても、極楽とんぼで過ごしたい。
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2014年5月に読んだものメモ
  • 小田嶋隆『ポエムに万歳!』(新潮社,2013年12月)
    たまたまこれ読んでる真っ最中に著者のネット上での某発言が炎上し始めてしかもご本人に鎮火の意志が(たぶん)なかったためいつまでもくすぶっていてつらかった。雑念が入ってしまうので読むの中断しようかなと迷ったほど。この人の「面白さ」は、心に引っかかった対象に寄り添わず直感に従って突き放し、時には茶化すことで成立する皮肉っぽさに大きく依存していて、外部要因によって立ち位置が揺らぐことは基本的にない(ように見える)。理屈を飛び越えた直感を、理屈で覆すことは困難だからだ。その、社会的な事象を論じる場合でさえも本能的な直感で飛びついて後付けでそこまでの筋道を模索していく感じが私なんかにとってはこれまで共感のみなもとだった。実際、たとえば著者が「ポエム」と揶揄するようなものをなんとなく忌避する直感が私のなかにももとから存在するものだったので、私は本書を興味深く読むことができていた。しかしそういった直感に基づく共感は脆く、読み手である私自身の直感と対立したときに、自身のなかにある偏りや危うさを照らし出してくるものでもあるんだなあ、というようなことを途中からは考えることになった。

  • 垣谷美雨『あなたの人生、片づけます』(双葉社,2013年11月)
    さまざまな事情で、さまざまなパターンで、物を溜め込んだりお掃除できなくなってしまったりしたおうちを取り扱った連作短編集。家をすっきりさせることと、心に抱える喪失感などに向き合っていくことが連動する。全編を通して登場する片付け名人の、よそんちに入り込むときの野次馬感が臆面もなく描かれているのが面白い。頼りになるし誠実でもあるんだけどね。

  • 日本経済新聞社(編)『日経「星新一賞」第一回受賞作品集』(日本経済新聞社,2014年3月)
    全編論文形式のグランプリ作品、遠藤慎一の「『恐怖の谷』から『恍惚(こうこつ)の峰』へ〜その政策的応用」が文句なしに斬新。最初は分からない論文執筆者の立ち位置など、あれこれ想像を掻き立てられつつ読んだ。胸がぎゅーっとなる読後感の窓川要「朝に目覚ましの鳴る世界」(優秀賞)も印象的。同じく優秀賞の春名功武「認証」は、わりかし星新一テイストな気がしました。


  • 杉作『猫なんかよんでもこない。その3』(実業之日本社,2013年11月)
    先住にゃんこと新参にゃんこの攻防、翻弄される飼い主。そして新生活へ。結婚相手のひとはともかく、猫は話し合いで妥協点を探っていきましょうってわけにはいかないから大変だよなあ。でもお相手が実は猫を増やすのに反対じゃなくてよかった。

  • 中村光『聖☆おにいさん』第10巻
    「DJブッダの『悟らナイト』」むしろ聴いてみたいわ! お婆ちゃんカートに座るマリア様が可愛すぎでした。そしてやはりルシファーが基本、面倒見のいいお兄ちゃん気質で萌える。
Posted at 23:52 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
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