虫のいい日々

あぶはち取らずと言われても、極楽とんぼで過ごしたい。
<< April 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
 
ここはなに?
ウェブサイト「虫の居所」の一部です。
管理人ならのが、そのときどきに考えたことや興味を引かれたもの、読んだものなどについて、心のおもむくままに、だらだらと綴るところです。心がおもむかないときは、更新停止しています。
これまでの日々
コメントされた日々
トラックバックされた日々
MOBILE
qrcode
 
2014年9月に読んだものメモ
  • マイケル・ブース『英国一家、ますます日本を食べる』(亜紀書房,2014年5月/原書:Michael Booth "Sushi and Beyond: What the Japanese Know About Cooking" 2009)
    以前読んだ『英国一家、日本を食べる』に訳出されてない章があったと知ってから、原書を買うかどうか迷っていたのだが、結局こうやって追加で全訳されたうえに日本版限定の番外編も入ったので、待っててよかった。前のと同じく、コンブやカツオブシのうまみとか、高級な醤油の風味とかを、この文化の外から来た人が文章で表現するとそうなるのかっていう部分がいちばん面白い。しかし著者が味わっているのは、往々にして一般の日本人には手が届かない品質のものだったりするんだよな。あと、この人はフランスで料理人修行の経験あるし、たぶんかなり舌が敏感。前の邦訳本が出たあとの日本での反響を踏まえて追記された部分で、日本人は自分たちが外国からどう見られているのかを異常なほど気にしてるように見えるという指摘があり、逆に言うと英国人は一般にそういうことあまり気にしないんかなあと感心した。

  • 中島京子『花桃実桃』(中公文庫,2014年6月/親本:中央公論新社,2011年2月)
    なりゆきでさまざまな住人が入居するアパート管理人になった主人公の、真面目ながらどことなくすっとぼけたようすや、腹立つことも弱気になることもあるけど日々の案件を地道にこなしていくようすが、すごくお友達になりたい感じ。同世代だし。

  • おのりえん『虫のいどころ 人のいどころ』(理論社,2013年3月)
    タイトル的に、私は読まねばならぬような気がした。理論社だし児童文学だよねえと思いつつ手に取ったんだけど、視点がかなりリアルに子育て主婦サイド。ただし、わりと頭が柔らかめの。虫の描写が挿絵(秋山あゆ子)含めて具体的で楽しい。

  • 大野更紗『シャバはつらいよ』(ポプラ社,2014年7月)
    『困ってるひと』のすぐあと、長い入院を終え、一人暮らしを始めてからの話。読みながら一緒に歯を食い縛ってしまうような毎日。ただただ翻弄されてパニックしつつ日々を生き抜くだけで精一杯でもおかしくない。でも大野さんは置かれた状況を言語化して発信し、問題点を割り出し、使命感とともに次のステップを踏み出すことができる才能のある人で、彼女がお若く健康なうちにその才能を押さえ込まない教育を受けられていたことは、世の中にとって僥倖であったと感じた。とても負担の大きい道を選ばれたな、と眩暈がするような思いだけど。

  • NATROM『「ニセ医学」に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!』(メタモル出版,2014年6月)
    初耳の健康法や代替医療もいろいろ紹介されてて、「ニセ医学ワンダーランド!」って気分で読んでしまった。容赦なく怪しい話の矛盾点を突きつつ、余裕を失い藁をもつかむ心境になってしまう患者さんたちに寄り添うやさしさをも感じる筆致。


  • 青沼貴子『今夜もホットフラッシュ 更年期越えたら人生パラダイス』(メディアファクトリー,2013年7月)
    更年期体験談。自分はまだ特になにもないんですが、母方親族でけっこう大変そうだった人がいるので、いまからとても怯えています(症状の出方は実母と似ることが多いらしく、私の場合はそれを知るすべがないので親族から類推)。具体的になにがしんどいのかとか、取れる対策とか、勉強になりました。実際にその時が来た頃には忘れていて再読しないといけなくなってるだろうけど(笑)。なにより、著者が周囲の人たちとわいわいしながら前向きに変化を乗り切っていこうとしてる姿勢が読んでて楽しく、見習いたいと思った。
Posted at 10:44 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
コメント
コメントする









 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://days.mushi.pepper.jp/trackback/1262076