虫のいい日々

あぶはち取らずと言われても、極楽とんぼで過ごしたい。
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2015年10月に読んだものメモ
  • 川瀬七緒『水底の棘 法医昆虫学捜査官』(講談社,2014年7月)
     シリーズ第3作。去年出てたのに見逃してた。これまでのメインキャラに加えて、さらに鑑識の人や司法解剖医なども、みんな自分の仕事にプライド持って、同時に互いの領域を尊重しあっている感じがかっこいい。そして認知度の低い昆虫方面からの分析が周囲の思い込みを裏切って犯罪捜査に大きな役割を果たしていく展開にはやはり胸がすく。前作までにも奥さんとのあいだに不穏な空気がただよってた刑事さんの家庭が順調に(?)崩壊する方向に進んでいて、うーむ。

  • 阿部智里『黄金の烏』(文藝春秋,2014年7月)
     これも去年出てたの見逃してたシリーズ3作目。前作で袂を分かつことになったふたりが再会してるのはいいんですが、徐々に明らかになっていく世界構造に正直「え、そっち方向へ持ってく?」って思ってしまった。でも新たに登場した大猿の描写とかまだ得体が知れないだけに超怖い。

  • 阿古真理『小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代』(新潮新書,2015年5月)
     家庭料理のプロを名乗って主婦と呼ばれることをよしとしなかった小林さんと、カリスマ主婦として一大ビジネスを築き上げた栗原さんと、その前とそのあいだとそのあとのさまざまな料理研究家のひとたち。どういう料理が求められ、メディアに載っていくのかは、社会の変遷と密接につながっているということ。それぞれの研究家の持つポリシーを理解するにはバックグラウンドから見ていく必要があること。明快な分析。いろんなひとのビーフシチューと肉じゃがレシピを定点観測することで、各人や時代の傾向が浮かび上がってくるというのは、目の付けどころに感心。紹介される料理のお話を読んでいるだけでも楽しいし。こうやってみんな連綿と、いろんなものや考えを取り入れながらおうちでご飯を作ってきたのだ。

  • ジョージェット・ヘイヤー『フレデリカの初恋』(訳:佐野晶/MIRA文庫,2015年7月/原書:Georgette Heyer "Frederica" 1965)
     英国ヒストリカルロマンス。恵まれた境遇ゆえに退屈しきっていた侯爵の前に現れた、質実剛健で頭の回転が速い、しっかり者だけど破天荒なところもある遠縁のお嬢さん。両親なきあと妹や弟の行く末で頭がいっぱい、自分のことは二の次な彼女は、侯爵が自分に惹かれ始めていることにもまったく気付かず……という、王道パターンが心地よい。愛すべき真面目&無邪気コンビな下の弟たちふたり、特に興味の対象には猪突猛進な末っ子のトラブルメーカーっぷりが最後まで楽しい。


  • 小西紀行『妖怪ウォッチ』第8巻(小学館,2015年10月)
     アニメ2ndシーズンに対応する、新ヒロインのイナホちゃんと新マスコット妖怪USAピョンが、こちらでも登場。アニメでは大富豪なのにひたすら健気でキュートなヒキコウモリちゃんも、コロコロ版ではけっこう腹黒くてえげつない表情を見せたり……。

  • おおばあつし『妖怪ウォッチバスターズ』(小学館,2015年10月)
     少年漫画バージョンのジバニャンは、どう転んでもどなたが描いてもプリチーさよりヤンチャなワルガキっぽさとギャグ時のお下劣ヘンテコ顔が前面に出てくるんだなあ。小学生男子に求められるのはこれなんだろうなあ。
Posted at 11:40 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
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