虫のいい日々

あぶはち取らずと言われても、極楽とんぼで過ごしたい。
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2015年11月に読んだものメモ
  • 三浦しをん『ふむふむ おしえて、お仕事!』(新潮文庫,2015年5月/親本:2011年6月,新潮社)
     さまざまな職種(本当にさまざま!)の女性たちへのインタビュー集。エッセイでも思ってたけど、三浦さんは対象への敬意を保ちつつ面白くまとめるのがすごく巧み。この敬意があるから皆さんそれぞれの個性や、素人にとっても興味深いお話を引き出せている。

  • 阿部智里『空棺の烏』(文藝春秋,2015年7月)
     シリーズ第4作は、いきなりの学園ものテイスト。前作で進路決定したあの彼が厳しい養成所に入りダークホース的に暗躍。読んでるほうは「この子わりといわゆるチートキャラになってきたなあ」って思っているんですけど。若君の存在に不透明な部分がでてきたぶん余計に。

  • 川瀬七緒『メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官』(講談社,2015年10月)
     4作目ともなると夏場の腐乱死体と虫の描写に、さらに磨きがかかっていて(汗)。まだまだ理解されない法医昆虫学の地位確立を使命とする赤堀先生が今回も意地を見せて痛快。彼女と同じく求道的なほどに自分の専門分野を究めるタイプである調香師の女性との、ふたりだけが通じ合える言葉のやりとりがクール。

  • Cixin Liu "The Dark Forest (The Three-Body Trilogy) [Kindle Edition]"(訳:Joel Martinson/Head of Zeus, 2015年8月/原書:劉慈欣『三体II:黒暗森林』重慶出版社,2008年)
     3部作の真ん中。主人公が交代しても、前作でいちばんいいキャラだと思っていたDa Shiが引き続き(人工冬眠により200年の時間を飛び越えてまで!)登場して嬉しかった。数百年先の未来に待つ、圧倒的に技術力に差がある他星系からの知的生命体による地球侵略という事態を前に、地球側の人々がどう反応するかが、上層部から庶民までさまざまなレベルで展開されていて、実際どうなんだろうねえと思いつつ面白く読んだ。
     『黒暗森林』というタイトルには、ある意味この世界全体に対する絶望が含まれていて、実際その絶望を裏付けるような展開に突き進んでいくのだけど、最後の最後で、前作でのすべての発端となった「あの件」が再度話題に上がるあたりで、ちょっと浮上するかな……? 今作の主人公が、振り返ってみると、まさにロマンティシストな面と醒めた面を併せ持った、作品の世界観そのものみたいな性格のひとであったが、飄々としつつやることはやるひとでもあった。次の完結編で、針は希望と絶望のどちらに振れるのか。来年出るはずの翻訳版がとても楽しみ。


  • もりちかこ『妖怪ウォッチ〜わくわく☆にゃんだふるデイズ〜』第2巻(小学館ちゃおコミックス,2015年11月)
     カラームック版と重複するお話も入っているけど、改めて。キュウビくんは、以前に比べれば微妙に(ほんと微妙しかも無自覚だけど)報われていてよかったね! ケマモンあざとい。

  • あしべゆうほ『クリスタル☆ドラゴン』第26巻(秋田書店,2015年10月)
     前の巻を読んだのは2007年12月。連載再開も知らなかったので書店で偶然発見できてよかった! とりあえず内容うろ覚えのままこの巻だけ読んだ。すみません、もう半ば続きは諦めてて既刊はしまい込んじゃってたんだよう。物置を掘り返さねば。そもそもの旅の発端についてはすっかり膠着状態になってる印象だったけど、ついに大きな動きが。物語の決着をつける意志を感じた。あしべ先生は一時期体調を崩されたりもしていたとなにかで読んだけど、このままご無理のない範囲で順調に続いてくれますように。

  • よしながふみ『きのう何食べた?』第11巻(講談社,2015年11月)
     今回は今年に入って成立した渋谷の同性パートナーシップ条例の話題まで出て、ああ本当にこのひとたちは私らと同じ世界・同じ時代に生きているんだなあと実感。そして新たにもう一人カミングアウト相手が。昔は外出中に偶然会ったケンちゃんのお客さんにさえオープンにすることを怒った筧先生が、徐々に「まあいいか」と思える場面増えてきてるのを見てると、何年かあとには職場にも言っちゃてるのかもなあ、なんてふと思ったり。
     筧先生ならめんつゆ使っちゃうところで志乃さんは出汁をとってるとか、そういうキャラに即したお料理描写にいつも感心します。筧先生のお母さんのケーキの話で、家計やりくりしつつ子供に毎日おやつを食べさせるには自作しかなかったというのが、そうだよねえ、と。昭和のあの頃のご家庭では、製菓も洋裁も、趣味要素の反映こそあったかもしれないけど道楽ってわけではなかった。


  • 中村光『聖☆おにいさん』第12巻(講談社,2015年11月)
     ブッダってそんな理由でまだIKEA行ってなかったのか。あと私、彼が登場するたびに言ってるけど、ルシファーが相変わらず一見ダメっ子っぽいのに実は面倒見がいいお兄ちゃん気質(しかもそれがイエスとブッダに対してまで発揮される)で可愛すぎる。
Posted at 23:50 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
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