虫のいい日々

あぶはち取らずと言われても、極楽とんぼで過ごしたい。
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2016年9月に読んだものメモ
  • 新井素子『ダイエット物語……ただし猫』(中央公論社,2016年7月)
     表題作のほか人間の健康問題を扱ったお話も2つ入ってます。「大腸ポリープ物語」はウェブで一度読んでいたが、補足あり。新作なのにとても懐かしいこの感じ、この締めのフレーズ。ご夫妻と猫さんたちがいつまでもお元気でいらっしゃいますように。

  • ジェーン・スー『女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。』(文藝春秋,2016年5月)
     世間的イメージの「女性」と自身との乖離を強く意識しつつ、いろいろ模索したり分析したり世界が広がったりそうでもなかったりを率直に。世間の動向を意識しているだけでも、偉いなあ、みたいな感想……。でも自分の感覚とは遠い部分もありつつ、漠然と感じていたことが具体的に言語化されていたりもして面白かった。

  • 妹尾ゆふ子『翼の帰る処 5 蒼穹の果てへ〈上〉』(幻冬舎,2015年3月)
     そろそろ下巻が出るみたいなので、いまならすごい引きで終わってても数日待てば大丈夫! と去年発売直後に買った本を出してきました(結局は予約していたネット書店からの発送が遅れて発売日からさらに数日待つことになったんですけどね)。皇女の宣言でヤエト先生が驚いていて「あれ?」ってなった。私の頭の中では、もうとっくに「この姫さま、天下取りにいくよね、先生も承知してるよね」みたいな気持ちになってた(笑)。「罅」をふさいでしまったあとの世界は、ずいぶんと様相が変わってしまうのだろうか。いよいよ大詰め。

  • 妹尾ゆふ子『翼の帰る処 5 蒼穹の果てへ〈下〉』(幻冬舎,2016年9月)
     シリーズ完結。いろいろ同時進行してるなかで、どれかの要素はオープンエンディングにするんだろうなあと思ってたけど、そう来たかー。そして「罅」はそういうことに。上巻を読み終えた時点では、これどうやってあと1冊で終わるんだろうと思っていたけど、私の凡庸な各種予想をさらっと裏切ってくれつつ見事にきれいなかたちでまとまりました。1冊目から8年も経っていたとは驚き(月日が経つのは早いねえ)。シリーズ全体を通して、シリアスな展開が続くなかでも視点人物であるヤエトの生真面目な一方で切羽詰るとヤケクソ気味にユーモラスにもなってくる語り口が、全体のトーンを軽くしつつ物語の重厚さをも損なわずにいて、とても独特かつ魅力的であったと思います。

  • 葉真中顕『ブラック・ドッグ』(講談社,2016年6月)
     動物の権利を訴える過激団体によるテロに見舞われたイベント会場。パニックを数人の視点から多角的に。さまざまな観点から、人間とは、ヒトとは、どこまでも矛盾をはらむ存在よなあ、という内容に。どこまでその矛盾を内包しつつ未来へと進んでゆけるのか。


  • 佐久間結衣『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』第1巻(原案:虚淵玄/講談社,2016年9月)
     同タイトルの日台コラボ伝統人形劇のコミカライズ版。敵の陣営の印象がだいぶ違う。人形劇のほうは、人形の美麗さ可愛さが顕著なのと、尺の関係か一般人に悪さをしたりするシーンがないので、ともすればうっかり肩入れしてしまいかねない感じなんですが、コミック版ではしっかり悪の組織だった。基本的に絵柄があっさり系なので、本来は美形のキャラも正直あまり美形には見えないのですが、人形であることを差し引いてもずっとすまし顔イメージだった凜雪鴉のきょとんとした表情とかはなんかかわいい。
Posted at 16:01 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
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