虫のいい日々

あぶはち取らずと言われても、極楽とんぼで過ごしたい。
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2018年5月に読んだものメモ
今月は読了できたものがとても少ないのですが、下旬に入ってから現在の視力に適合する新しい眼鏡を作ったので、来月はもうちょっと読める……かもしれない。


  • 阿部公彦『史上最悪の英語政策 ウソだらけの「4技能」看板』(ひつじ書房,2017年12月)
     大学入試の英語関連で予定されている改変については、私の視界に入る範囲ではプラスに評価している人がいなくて、私も詳しい変更内容は覚えていなかったものの、民間試験の導入という話だけでも、すごい混乱と不公平感を招きそう……という素人考えを抱いていたのですが、本書では具体的にどの辺がダメかという著者の意見が、有識者会議の議事録なども引用してツッコミを入れつつ解説されています。私は教育や受験産業については門外漢で、口出しする資格もないんですが、お若い人たち振り回されて大変だなあ、なんとかならんかなあという思いを新たにはしました。ただ語り口が、痛快で読みやすいけど、なんかこう「煽っていくスタイル」的な感じなので、しんどいときもあった(笑)。あと語学習得には本当に地味な努力が必要なんですよね、分かってるんですけどねって、ちくちく刺さってくるような記述も……。

  • 鳩見すた『アリクイのいんぼう 家守とミルクセーキと三文じゃない判』(メディアワークス文庫,2017年8月)
     印鑑の作成を請け負いつつ店主の手作りスイーツも提供している「有久井印房」に引き寄せられてくるいろんなお客さんと、ハンコのエピソード。この店にはなにか特殊な磁場でも働いているのか、各話の登場人物同士があまりにも相関していて、誰もが誰かの知り合いだったりするものすごく世間が狭い世界です。
     第1話の、お前も実印を作れば分かると言い残して会社を辞めた同僚……ってところから「印鑑を登録しようと役所へ行ったらすでに自分名義の実印が!? それは社員の名前を不正使用する会社ぐるみの犯罪だった!」みたいなのを思い浮かべてたら、全然違ってさわやかに前向きな話だったので自分のデフォルト発想の殺伐具合を思い知ったのですが、かといって実際の本書がほんわか一辺倒というわけでもなく。みんなそれぞれ背負うものがある。
     ここ最近、書店の平台を観察しているかぎりでは、ラノベを読みなれた大人向けっぽい感じのレーベルで「お店」を舞台にした連作短編集みたいなのやたら多いなって感じているんですが、そのなかでこれを手に取ったのは、まあカバーのアリクイおじさんのインパクトですよね。しかし読み進めているうちにだんだん気になってくるのはアリクイよりもむしろ、なぜこの地域はやたらカピバラの影がちらついているのかということです。続編で明らかになるのでしょうか?


  • 鳩見すた『アリクイのいんぼう 運命の人と秋季限定フルーツパフェと割印』(メディアワークス文庫,2018年2月)
     ……と、いうわけでさらに読んでみたシリーズ第2弾。相変わらずこのお店の周辺は、すごい偶然で誰かが誰かの知り合いである。まあそれはともかくカピバラそしてカピバラ。やっぱり本人(本カピバラ)は淡々と地味な仕事してるように見せかけつつ、実はこの地域で暗躍してると思うんだ。
Posted at 18:01 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
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