柚木麻子『終点のあの子』

都内のわりと裕福なおうちの子たちが通う女子校を舞台とし、1作ごとに主人公が変わっていく連作短編集(最後の1編だけは、卒業して数年後の一人が主人公)。

大人になってしまってからだと、背伸びしている子を見て「この時期しかできないことをもっとしっかり味わってほしい」と思ってしまったりもするのですが、もうそれは仕方のないことなんだなあ。

私自身の高校生活は、いま思えばいたってのどかでシンプルなものでしたが、この本に出てくる女の子たちが、クラスメートらとの関係に神経をすり減らしたり時には衝突し合ったり、大切なはずのものをうやむやにしてしまったり、ほかの子から見て意外なところで傷つきやすかったりするのも、たぶん分かる。かなりひしひしとシンクロできる。それは、描写とかシーンの切り取り方とかが的確だからなんだろう。

振り返ると、通過点の一つにすぎないのに、十代後半の頃は世界の大半を占めているように感じられたあの場所は、私にとっても、懐かしさと同時に痛みを伴って思い出されるところであったのだ、と改めて思い知らされるような。

ここに収められたどのお話も、高校時代に培われた人間関係を継続的なものとして描いてはいないのが、象徴的。私自身は、高校時代に仲良かった人たちとのつきあいが、それぞれ違う分野に進学・就職して結婚や出産を経たあともいちばん長く続きやすいんじゃないかと思っていたのだけど、反面たしかに、あんなにいつも一緒にいたのにってこともあるよねえ。
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    有川浩『シアター!』

    解散寸前の小劇団が再生していくお話。やっぱり有川浩らしく性善説全開で前向き。

    そして、夢を追うばかりでなく現実を見て兼ね合いを打算的に考える、ということに対してとても肯定的で大人。劇を創りあげていくことに関しては部外者と自分を位置付け、実務部分でのサポートに回る、主宰の兄で出資者でもある司の視点で記述される彼自身の言動が、じつはいちばんカッコよく感じられてしまうという。

    あと、本書のなかでこの劇団が「わかりやすい」脚本に対する「うすっぺらい」などの批判をはねのけて、難解な芸術性を重んじる批評家たちに迎合せず、間口の広いストーリーを堅持する姿勢が描かれているのは、有川浩さん自身の小説に対する思いが反映されているのかな? とも感じました。

    登場人物紹介で、ひとりひとりにキャッチコピーと突出した能力や特徴が添え書きされて明解にキャラ立てがおこなわれている「戦隊物」っぽいノリも、たぶん意図的。
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      鈴木ともこ『だれかとどこかへ 東京お散歩案内』

      夫婦で渋い街歩きや海辺でお寿司を食べる日帰り旅行、講談師の友人と浅草、書店員さんと本屋めぐり、年上の女性から銀座指南、そしてひとりでかわいい雑貨探し……。いろんなシチュエーションで東京(銚子の回もあり)のいろんなところへ「お散歩」してみた記録。

      とりたてて有名なところじゃなくても、ゆっくり周囲を見渡しながら歩けば新鮮、というような街歩きの本は多々あれど、「だれと」行くかというところにスポットライトを当てたところがちょっと面白い。同行者が変わると、知ってる場所でも視点が変わっていく。

      イラストもかわいくて分かりやすい。平成18年の本なので、すでになくなっているお店などもありますが(いくつか気になって調べてみた)、インドア派の私でさえ、ちょっとそのへん歩いてくるよ、と言いたくなってしまう本。
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        ナオミ・ノヴィク『テメレア戦記 III 黒雲の彼方へ』

        ドラゴンが戦闘に参加しているナポレオン戦争時代を舞台とした、架空戦記シリーズの3作目。

        前作の最後で、これは英国に戻ったら一波乱ありそうだ、と思わせられる決意を表明したテメレアですが……なんと本書をいくら読み進めても、ぜんぜん、英国に戻れてません。

        それどころか、中国に来るとき乗ってきたドラゴン輸送艦は火事で使えなくなり、英国からローレンス宛てに届いた新たな指令を遂行するには、未知の陸路を延々と進んでゆくしかない状況。

        その新たな指令とは――イスタンブールに赴いて、英国空軍が買い取ることになったドラゴンの卵3つを受け取り、それぞれの担い手となる士官のもとに届けること。しかし、もっと近い英国空軍駐屯地があるはずなのに、北京に派遣されていたローレンスにイスタンブール行きが命じられたのは何故? 本国側の状況が皆目分からぬままの、不安な出発です。

        今回の旅には、出自を理由に不当な扱いを受けてきたために屈折した性格になってしまっている通訳兼案内人のサルカイや、中華料理の味を覚えたテメレアのために雇い入れられた料理人ゴン・スーなどの新メンバーが加わります。しかしその一方で、これまでテメレアおよびローレンスと苦楽を共にしてきた搭乗クルーが失われるというショッキングな事態も発生。

        多数の言語を操り、膨大な水と食料を必要とする巨大なテメレアをどうやって砂漠越えさせるのか、といった難題をてきぱきと解決するなど、ローレンスたちの旅に多大な貢献をする一方で、どこか信用ならない雰囲気をごまかそうともしないサルカイの人物造形が、興味をそそります。

        野生ドラゴンの群れとの遭遇および交流が描かれている箇所では、これまで以上に本作の世界観がはっきり見えてきた感じでわくわくしました。テメレアたちの行く手に暗い影を落としているアルビノのドラゴン、ティエンの恨みと執念もじわじわと怖く、今後の展開が非常に気になります。

        英国、プロイセン、フランス三国三様のドラゴン戦隊の組織の仕方の違いが、具体的に説得力を持って描かれており、本当にリアルに感じられるのにも感嘆。ナポレオン本人も、少しだけ登場。いやはやこのナポレオンは、ドラゴンの扱いひとつ取っても思考が柔軟で敵に回したらほんとに怖いキレ者ですよ!

        そして相変わらず、ローレンスはいつも気を揉む苦労人なのでした。

        ドラゴンが人間に従属するものではなく尊厳あるパートナーとして遇される中国に残ることはせず、敢えて英国に戻って仲間のドラゴンたちの待遇改善を求めていくと決意したテメレアですが、人間同士でも「奴隷制の是非」をめぐって論争がおこなわれているような時代。ましてや戦時中。軍の上官たちが耳を傾けてくれるはずがない、という現実が痛いほど分かっているローレンス。

        純粋に理想を語るテメレアの気持ちを思うと、むげに否定はできないが……という彼の内心の葛藤は、そのまま読者の葛藤でもあります。ただでさえ、悩みごと満載の旅なのに!

        なかなか先行きが見えてこない旅と圧倒的に不利な戦闘が続いた末に、思いがけないかたちで風向きが変わる終盤の展開は、とっても爽快でした。しかし訳者あとがきを読んだ感じでは、まだまだローレンスとテメレアは、英国に戻ることはできないようす。

        テメレアも作中でちょっと言ってたけど、第1巻でテメレアと一緒だったマクシムスたち英国ドラゴン勢に、そろそろまた会いたいなあ。

        【関連記事】
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          有川浩『フリーター、家を買う。』

          タイトルから想像していたのとは、ずいぶんと違うお話でした。

          どんなのを想像していたのかというと……最後まで読んでしまったあとではもう当初のイメージはぼやけてしまいましたが。たぶん、フリーターなのにひょんなこと(ってなんだ?)から住宅ローン背負うことになってしまった主人公が資金繰りに悩みつつ四苦八苦するさまを追いながら、日本の住宅事情やローンの仕組みに関する豆知識なんかも楽しく学べちゃう青春どたばたコメディ、みたいなのを思い浮かべていたんじゃないかと。

          実際には、読む前の予想よりもはるかに、主人公とその家族が直面した事態は深刻なのでした。そしてまた、家を買うことは話の発端ではなく、ゴールであり目指すべき生活の象徴なのでした。

          しかし、フリーターどころか物語の冒頭ではぐだぐだの自己中ニートに成り果てていた主人公が、徐々に強くなって世間の荒波に乗り出していけるようになってきてからは、とんとん拍子に物事が転がり始めます。この辺がね、なんだかもう夢のよう。性善説にもほどがある(笑)。

          でも、この主人公、たしかにすごく頑張っているんですよね。そして、物事がどんどんうまく行っちゃう後半の展開は、その頑張りが周囲に正当に評価されたからなんですよね。

          だから。決して諦めずに、愚直なまでにこつこつと真面目に前向きに頑張りつづけていれば、なんかきっと、そのうちいいことあるんじゃないか……そんなことが、このお話を読んでるあいだは、信じられてしまう気がしてくる。そしてまた、そんなふうに信じて生きていくことも、悪くないなあって思えてきてしまう。

          少なくとも、こんなふうに都合がいいのはフィクションだけだよって、現実世界で経験している物事の転がり方のぎこちなさや間の悪さに思いを馳せて落ち込むよりは、能天気に「こういうのも悪くないなあ」って思っておくほうが、ずっとお得だよね、と、なんだか自分に言い聞かせたくなる感じ。
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            林望『節約の王道』

            あのリンボウ先生が、不景気な時代の流行に乗って「節約本」を!? という野次馬根性で手に取った1冊。すみません。しかし半ば予想していたとおり(してたんか!)、自分ちの節約生活の参考には、あまりならないような気がするのでした。

            まあどのみち、日常生活なんてものは、各家庭である程度なりゆき的に方針が定まっていくもので、メンバー全員が特に困ってなければそれでいいんじゃないかなーと思ったりしています。

            ですから本書は、リンボウ先生のライフスタイルとそれを支える思想を、ふむふむと覗かせていただいて、いつもの独特な語り口とキャラクターを楽しめばよいのではないかと。いやもちろん、すごく参考になるわってかたもいらっしゃるとは思うのですが。

            じつは、下手にハイリスクな一攫千金狙いなどせず地道に暮らして、見栄を張ったり無駄遣いしたりはしないものの使うべきところで変にケチらず……という、大まかなところだけ汲み取れば、リンボウ先生のおっしゃることはかなり私の日頃の感覚にも近いのです。

            とは言えやっぱり、男性のスーツの身の丈に合った適正額は「一度に三着買ってもふところが痛まない」額である……と書いてある同じ章に、ブランド物を買うより30〜40万円くらいで仕立て屋さんのオーダーメイドにしたほうが経済的、みたいな話があったりすると、「ってことはリンボウ先生は、40万×3を一度に出して懐が痛まないのかー」と、ついつい下世話に計算して感心しちゃったりする。つまるところ私は、俗っぽさを捨てられない下層の庶民なのであります。

            支払時に小銭をちまちま出すのはしみったれていていかん、そして男たるもの、みみっちく小銭入れなんか持つものではない、50円10円1円と言った細かいお金はコンビニのレジ横にある募金箱にでも入れるべし、みたいに書いてあるのを読むと、ああ先生はお会計1524円ですと言われて2024円を出したらおつりに500円玉がもらえたときのささやかな喜びと達成感をご存知ないのだなあとしみじみしたりもします(まあでも別にそんな喜びは知らなくても困りませんね、よく考えたら)。

            たとえ懸命に選んでくれたものでも実際には微妙に好みと違ったりするというのを身を持って経験しているので、普段、食品以外のプレゼントはしないのが信条だとお書きになる先生。しかし同じ章で、結婚式のご祝儀などは、周囲と打ち合わせまでして相場の金額を包むのは卑しいことだから、披露宴の当日になる前に値段の分からない骨董品を贈るとおっしゃる先生。

            結婚祝いでも、もらった人が骨董好きじゃなかったら(はたまた、もらった骨董がいまいち趣味に合わなかったら)けっこう持て余す可能性があると思うのですが。その辺はおそらく、先生の交友範囲のなかなら骨董を愛でるための風雅な心と新居の空きスペースがないなんてあり得ない、みたいな話になってくるのでしょうか。

            なんにせよ、いろいろと妥協せず、世間の常識に流されることなく、ご自分が合理的とお思いになる道を一貫して突き進んでいらっしゃるようすが、第三者としては読んでてとても面白くて。状況によって態度を変えたりせず筋を通しているからこそ、そしてなによりリンボウ先生だからこそ許されていることも、たくさんありそうです。

            先生が説く節約道とは、結局のところ、たとえば披露宴の受付で堂々と「お金は出しません」と宣言してもむしろありがたく思われるような、そういう人徳を身につけるということなのかもしれません。
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              有川浩『キケン』

              カタカナで書かれた題名、これだけを見れば「キケン」とは「危険」なのかしらと思ってしまうのですが、実際にはキケンとは某県某市にある工科大学の「機械制御研究部」の略称なのでした。そしてまた、そのキケンはまさしく「危険」なクラブでもあるのでした。

              筋金入りの火薬大好き人間でユナ・ボマーの異名をとる部長・上野と、迫力満点で大魔神と呼ばれる副部長・大神の2回生ふたりと、その後輩である大らかさが魅力の池谷、神経細やかなしっかり者の元山を中心に、やたら賑やかで豪快で全力投球な部活動のようすが語られます――いまはもう卒業して社会に出て結婚までしてしまった、あるキケンOBの、思い出話として。

              テンポよくて面白かった! これじつは、私より先に、理系学部出身者である夫が読了して馬鹿ウケして、「文系人間にはこの面白さはわかんないかもしれないなー」なんてのたまってくれちゃってたんですが、文系の私もしっかり楽しく読みました。

              あとがきで、著者自身が「女子には直に観測できない世界」だと断言していますが、まさしく「正しい男の子小説」という感じ。

              そしてまた、こういうドタバタって、渦中にいるとただただ夢中で、冷静に面白さなんて認識してらんないと思うんですよね。むしろ「工学系」かつ「男の子当事者」だったことのある夫が楽しく読んだというのが、意外に感じられたほど、外から観察しての楽しさ、という印象を受けました。

              あ、だからこそ「回想」形式であるという、ワンクッションが必要だったのかも。

              個人的には、ユナ・ボマー上野さんが「ダークサイドに落ちずにまともに就職してあまつさえまともに結婚」するまでの過程を知りたいです。番外編とか続編で書いてくれないかな?(単行本発売後、雑誌に番外編が載ってたというのを小耳に挟んだんですが、未チェック。)

              私自身が若い頃に「あの人はすごいなあ、自分の世界が確立されちゃってるなあ」と思って見ていたような人は、わりといまでも社会の一般的価値観に迎合することなく自分の道を突き進んでる気がするので。こんなキケンな人が、ありきたりな人生コースにのっかって、あまつさえ「当時の上野さんは完全にイカレてたんだって」とか過去形で語られてしまうなんて、嘘だろーって感じがします(笑)。いや絶対、いまでも密かになんかすごいことやっててほしいわ。

              そんなふうに思ってしまうのは、私自身がいい歳して大人になりきれていないせいなんだろうか。
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                酒井順子『日本観光ガイド』

                初出は『小説宝石』2007年5月〜2009年6月号(加筆あり)。

                前に読んだコリン・ジョイスの『「ニッポン社会」入門』は、日本人を読者に想定しつつ英国人によって英語で書かれた日本紹介本(の翻訳)で、そこに不思議な新鮮味を感じたものでした。

                対して本書は、体裁のうえでは仮想の外国人に向かって「あなた」と呼びかけつつ、実際には日本人が読むことを想定し、日本語で書かれた本です。

                しかしそのねじれ具合に、少し違和感を抱きつつ読み進むと、やっぱりいつもの酒井さんの慇懃な文体で、辛辣な皮肉が各方面にびしばし飛ばされているのでした。

                最初のうちこそ、「東京(ご存知かもしれませんが、日本の首都です)」とか「味噌(伝統的な発酵調味料)」などと、実際の読者である日本人には説明不要な事柄を律儀に説明しているものの、途中からどんどんそのあたりはすっ飛ばされてゆくようです。しかしそれもまた興が乗ってきて筆が走っている感じがあってよし。

                酒井さんが「ガイジン向け」というエクスキューズをつけて描写する日本のさまざまな事象は、言われてみればどれもたしかにそのとおりなんです。分析も、少なくとも一面的には、決して間違ってないと思われます。しかし読み進むうちに、それらが全部、同時に存在する日本は、なんというカオスな国なのだ……とくらくらしてきてしまう。
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                  東浩紀『クォンタム・ファミリーズ』

                  読みはじめでいきなり物語の「内」と「外」が設定されているのと並行して、その内外に「はてなブックマーク」や「Wikipedia」、そして村上春樹の小説の内容(特に『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』)など私たち読者が生きている現実世界における同時代性を持った固有名詞がするりと入り込んで大前提となっていることで、さらにこちら側までもが物語に取り込まれていくような酩酊感がありました。

                  量子計算によって分岐していく世界というものの理屈を畳みかけるような解説で納得させてくる力技、少しずつ位相をずらしながら二転三転していくめまぐるしい展開、血のつながりはあるはずなのに世界を共有していない「家族」のタイムラインのあり得ない交差……深く読み込めばいろんな解釈ができそうな雰囲気を感じつつも、私はとにかく単純にストーリーを追って、面白くわくわくと読みました。

                  ネタバレ回避しつつだと(ここまでですでにちょっとマズい?)これ以上何を言ったらいいのかも分からないので、感想は短めで終わっておきますが、スリリングな作品だったことだけは断言しておきます。
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                    桜庭一樹『お好みの本、入荷しました 桜庭一樹読書日記』

                    Web連載をまとめた読書日記シリーズも3冊目。続いてるなあ。1冊目の「らったった」、2冊目の「もりもり」に続いて、今回はいかにもですが「ぱらりら」を気にしてみようと思います。

                    『赤朽葉家の伝説』の本文中では、暴走族のバイクが走ってゆくときの音として登場していた「ぱらりら」。本書のなかでは、缶詰生活を送っていたり、次々とさまざまな予定をこなしていかねばならなかったりといった、多忙状態を表す擬態語として2〜3回、用いられていたはず。

                    ちょうど本書収録の日記の時期に、『赤朽葉家の伝説』のスピンオフらしい『鋼鉄天使』執筆中だったので、桜庭さんの脳裏には、ご自分のフルスロットルを余儀なくされる状況とバイクの爆走状態が重なってイメージされていたのでありましょう。

                    ところで寡聞にして知らぬのですが、あの「ぱらりら」はクラクションなのでしょうか? モーターバイクから発せられる音であるという知識がなければ、けっこうあれ、間の抜けたというか、あんまり切羽詰り感のない、のどかな音ですよね(ちなみに私の暴走族に関する知識は100%、以前に観た映画や読んだ漫画等によって形成されています)。

                    具体的に書いてあることを先入観なしで読めば本気で超多忙な毎日なのに、敢えて「ぱらりら」と形容しちゃうところに、桜庭さんの韜晦を感じて微笑ましい。

                    しかしそれにしても、本当にめまぐるしい日々なのですよ。執筆や取材旅行やメディア露出や打ち合わせに明け暮れて。そんななかでも、相変わらず精力的に貪欲に本を読み続けるさまがやっぱり素敵。あと、編集のひとたちとのやりとりもいちいち素晴らしい。「本読みのプロ」って、こういう感じか!

                    ひとつ前の本に収録された日記では、直木賞作家になって身辺がにぎやかになっちゃった狂想曲的な毎日が描写されていましたが、本書収録分では、突如として(いや、それまでそういうお相手がいるというお話をウェブ連載に書いてらっしゃらなかったというだけですが)ご結婚。またまためでたくも生活激変ですが、今後もどれだけ置かれた状況が変わっていっても、桜庭さんの人生のなかで、もりもり本を読んでもりもり執筆するという部分だけは、決して変わらないのでしょう。

                    そしてそんな毎日を、これからも公開読書日記として、書き続けてくださると嬉しいな。
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